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Art cottage no.2

GENETO ART FOUNDATIONが運営するArt cottage no.2の室内造作や建具の制作をpivotoで行いました。
以下、建築コンセプト文。

 

京都東山三条に位置する一棟貸し宿泊施設とアーティストインレジデンスである。京都らしい連棟による路地奥にある古民家をリノベーションしている。

京都市の民泊条例により年間の宿泊営業できるのは180日までと制限がかけられているため、残り185日の有意義な利用の検討が求められた。そこで京都の持っている人々や物と影響し合える、ひいては街の持つポテンシャルを高めることができる”場作り”空間として活用することを考えた。京都の魅力として他都市や世界に対して発信できることは歴史が醸造した文化力であると考えていることから、文化を交わらせる仕掛け作りを行うこととした。

祇園祭の山鉾にかかっている絨毯や、寺社仏閣に残る美術品など、シルクロードの終着点として現存する世界の美術品とそれらに影響を受けた人々による美術品が多く残っている。美術品を現代において集めることは難しいが、美術品を生み出す世界中の人々を京都に招きたいと考えた。京都で生まれ育た文化に関係する人々と、世界中から招いたアーティストが交流をすること。また、交流を通して次世代の美術品を京都で生み出すことを目的とした。交流の場、アトリエとして185日を使い、残る180日を民泊、ギャラリーとして利用する。

「作家のアトリエに泊まる」ということをキーワードとし、建物にアート作品を設えて行けるよう検討を重ねた。既存の建物は、真壁であることや和の設えが施されていたこともあり、必然的に素材の作り出す密度感の高いものだった。さらに、短手の有効幅が3m未満という狭小建物ということもあり、その密度感は非常に高いものだった。そこで、建物そのものがアート作品となれるように、壁は大壁に変更し白く塗装した。小屋裏の梁だけは、既存の状態を残し、それ以外は天井も白く塗り、アーティストの創作活動を受け止められるように設えた。

空間全体がキャンバスとなり、アーティストたちがそれぞれの表現で空間を彩る。アート作品としての空間は、常に更新され続け、いつ来ても違った作品に宿泊できるという体験を提供できる。

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USE

Hotel, Gallery, Studio

SIZE

YEAR

2019

DESIGN

GENETO

PHOTO

Yasutake Kondo, GENETO